- ■ 翼状片
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翼状片とは、結膜(白目部分)が、目頭の方から黒目に三角形状に入り込んでくる病気です。形状が翼のようなことから翼状片と呼ばれています。
自覚症状としては充血や異物感などがあります。鏡などを見れば異変にすぐに気付くため「白目の一部が黒目に入ってきた」というような症状で受診される方が大多数です。
充血や異物感を解消するのに点眼薬を用いることはありますが、現在のところ進行を抑える薬はありません。
翼の部分が角膜中心にまで達すると、視力障害を引きこすため、ある程度進行したものは、手術で切除することになります。
- ■ 角膜異物
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角膜異物とは、角膜に異物が付着している状態をいいます。
原因は異物としては飛んできたほこり、鉄粉、植物の種子などがあげられます。
表面に付着しただけの異物は取り除くだけで問題はありませんが、万が一異物が角膜に刺さると感染を起こす場合があり、早めの受診が大切です。
また鉄粉が角膜に入ると錆(さび)が出るため除去する必要があります。
異物が目に入ったり、刺さったりし、異物感や目の痛み、涙が流れるなどの症状が見られましたら、早めに眼科へ受診し診察・治療を受けることをおすすめします。
- ■ さかさまつ毛(睫毛乱生)
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まつ毛が内向きに生えて角膜にあたり、角膜に傷をつくります。
内向きになる原因には、まぶた自体が内向きにまくれ込んでいる場合と、まぶたには問題なく毛根からのまつ毛が乱れて内側を向く場合とがあります。
まつ毛を抜くと一時的に症状は改善しますが、またまつ毛が生えると同じことの繰り返しになります。また、逆さまつ毛の中には内反症をおこしているものがあります。
- ■ 内反症・外反症
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● 内反症
内反症とは、さかさまつ毛の一部で、上まぶた、下まぶたどちらにも生じます。
まつ毛がなんらかの原因で内側を向いてしまい、角膜や結膜に接触するために、眼痛や目ヤニを生じてしまうものを言います。
一般的には、まぶたは正常でまつ毛が内反は子どもや若年者に多く、まぶた全体が内反しているのは高齢者に多くみられます。● 外反症
外反症とは、まぶたが外側にひっくり返り、まぶたの裏の結膜が出る状態をいいます。
ほとんどは外傷や病気の後遺症ですが、老人性のものや顔面神経麻痺のときにもみられます。重症の場合はまぶたが閉じなくなることもあります。
涙や目やにが出て、角膜に障害を起こすと異物感、まぶしさ、痛みなどが現れます。